【おしらせ】07/07 特集「妖夢ちゃんのブチギレお祖父様集」更新!

2014-05-17

2014/05/17

 本日のメニュー
 ・オムハヤシ
 ・ブロッコリーとごぼうの甘辛煮
 ・煮物セット

 昨日お弁当を断った反動か、今日は少し豪勢でした。
 中でもオムハヤシは素晴らしい出来です。
 中に入っているバターライスもふわふわで香ばしく
 たまごも半熟で甘く味付けされておりとても私好み。
 ハヤシソースは玉ねぎとマッシュルームと牛肉の味が染み出しているのも相まって
 まるで私の口の中は大型ショッピングモールのように充実していました。

 がつがつと箸(スプーンですが)をすすめてふと、気づきました。
 先ほどいただきますをしたオムハヤシがもう3割位しか残っていないのです。
 私は呆然としていました。
 あんなにおおきかったオムハヤシ。
 私ががつがつと頬張ったせいでもうこんな少ないのです。
 ひどく自分が小さく感じました。
 なんでこんなにも悲しくなってしまったのでしょう。
 オムハヤシを食べると減ることは知っていたのに。
 私はオムハヤシをゆっくりゆっくり噛みしめればもっともっとオムハヤシを堪能できたのに。
 私は静かにオムハヤシを食べ終え、屋敷に帰りました。

「幽々子様……」
「あら妖夢お疲れ様。おやつまで一緒にプレステ4でFIFAをやらない?
 南米のリーグチーム縛りよ」
「いえ、幽々子様のやっているのを隣で見ていていいですか?」
「ふうん…… まあいいけど」

 幽々子様はテレビ画面に向かって必死にサッカーゲームを興じておりました。
 なぜか私は、一生懸命にゲームをやる幽々子様の横顔を見ると、とても安堵出来たのです。

「幽々子様」
「な、なに! ああ、ディフェンダーが抜けられちゃう」
「頑張って勝ってくださいね」
「いわれなくても!」

 結果は、幽々子様の勝ちです。
 良かった。
 午後は少し、幽々子様に甘えて膝枕をしてもらいました。
 幽々子様のぬくもりがとてもありがたい一日でした。