2016/08/27
三年目190
「カセさーん」
「はいはい」
こっそりカセさんの部屋に行きました。
やっぱりフミタさんがいました。
本日の秘密のおやつ
・チョコポテト
「な、なんですかこれ。こんなことが許されるんですか」
「だよね。きしし。じゃあいただこうか」
「待ってフミタ。ここは毒味が必要じゃなくて」
「え?」
「だって結構謎な食べ物じゃないこれ」
「確かに……」
ポテトチップスにチョコレートがひたひたになってるお菓子です。
甘いのかしょっぱいのかわからないです。
「確かに全く味が想像できないです!」
「うーんじゃあ妖夢ちゃん」
「なんでですか?! いけまいですよこういう時にすぐ私の名前出すのは!
ねえカセさん」
「妖夢ちゃん」
「カセさんのそんな真剣な顔久しぶりに見ました」
仕方がなく一口やりました。
なんと、想像通りでした。
「甘くてしょっぱいです」
「そのままじゃん」
「でも、そうなんです」
「美味しいの?」
「はい、普通に」
チョコポテトは普通に美味しかったです。
フミタさんもカセさんも特にリアクションがありませんでした。
見た目だけインパクトあるやつ、それがチョコポテトです。