2016/08/26
三年目189
「幽々子様クーイズ!」
「あ、幽々子様クイズですよ」
「久しぶりね」
「私お茶菓子持ってくるね」
今日の夕飯後は幽々子様クイズの時間です。
本日の秘密のおやつ
・オレンジゼリー
夕飯後なのでかるいおやつです。
他の従者さんには内緒です。
「私を見ながら答えてね」
「はい!」
「ででん。ひとつでは赤いのにふたつでは白くなるものなーんだ」
難問がでました。
Y子さんとカセさんと相談することにしました。
「赤いというのに紅魔館は関係あるんですかね?」
「妖夢ちゃんのその白い半霊は?」
「カセさん、これは最初っからひとつですよ」
「妖夢ちゃん『これ』って」
「私思うんだけど」
「なにY子さん」
「最初の幽々子様の私を見ながら答えてねってどういうことだろう」
「んふふふー」
幽々子様が私達をみて笑っています。
絶対に解いてみます。
「ちょっと幽々子様のことを見てみましょうか」
「じー」
「じー」
「じー」
「いやん」
幽々子様がくねくね揺れていました。
そこでカセさんが気付きました。
「わかった。おっぱい」
「どうしたのカセさん。確かに幽々子様はおっぱいだけど」
「そうですよカセさん、幽々子様はおっぱいですけどいまは幽々子様クイズを」
「せいかーい」
「え」
「え」
まさかの答えです。
「ど、どういうことですか?」
「あ、そういうこと」
「Y子さんまで! おっぱいは一つの時赤いんですか?! 二つになると白くなるんですか?!」
「おっぱいじゃなくて『ちち』よ妖夢ちゃん」
「え?」
「『ち』は赤いけど『ちち』は白いじゃない、妖夢」
「……あー」
幽々子様クイズは時間を忘れます。
またやりたいです。
今度はいつになるのでしょうか。