【おしらせ】07/07 特集「妖夢ちゃんのブチギレお祖父様集」更新!

2014-06-18

2014/06/18

 里で買い物をしていると偉い人に話しかけれました。
 にげきれませんでした。

 本日のメニュー
 ・豚汁定食
 ~白ご飯
  豚汁
  なすの一本漬け
  きんぴらごぼう
  豆腐のステーキ

「貴方は最近少し浮き足立っています」
「もぐもぐ」
「今貴女が出来る善行は……って聞いているんですか?」
「ご、ご飯中ですのでもぐもぐ」
「……そうですね。すみません、少し無粋でした」

 閻魔様とばったりあってしまったので
 お話ついでに定食屋に入った次第です。
 注文してから豚汁定食が出来るまでの間、閻魔様はしゃべり続けていました。

「ここはよく来るのですか?」
「いえ、たまたま目に入ったので。閻魔様は?」
「たまに里の人に紛れて来ますよ。外食の割にバランスよく食事を出来るので」

 なんとなく外食する理由まで閻魔様だなあと考えながら
 もぐもぐとやっていました。

「それにしても初めてこの定食屋に入って豚汁定食を頼むなんて見どころがありますね」
「はい、私は食事のセンスが良いので。お家にはお弁当のプロフェッショナルもいます」
「ふむ、なかなか興味深いですね。今度遊びに行ってもよろしいでしょうか」
「うーん、幽々子様にきかないと」
「そうですか…… ううむ」

 閻魔様はとんかつ定食をもしゃもしゃやりながらうなりました。
 気になったので聞いてみました。

「ひょっとして、一人でご飯を食べるのが嫌なんですか?」
「……先ほどの答え、期待しています」

 閻魔様は伝票を持ってすたすたと立ち去りました。
 図星だったようです。
 それに、お昼代がうきました。
 いいコトづくしです。
 閻魔様のことは幽々子様と紫様が嫌がっているので苦手でしたが
 悪い人ではなさそうです。
 今度、幽々子様に相談してみましょう。