2014/05/04
今日はカレーの日です。
が、結果的に言うとハヤシライスになりました。
理由は、いろいろな事があり野菜が足りなくなったこと
それとトマトを大量にもらったことです。
Y子さんから聞いた「カレーの具が足りない時はトマトを入れてハヤシライスにしてしまおう作戦」です。
ハヤシライスはお肉と玉ねぎだけでいいので簡単です。
ただお肉はゴロゴロカレー用のおおきな鶏肉なのですが。
きのこなどは魔理沙からもらったもの。
鶏肉はゴロゴロ大きく切って
玉ねぎも繊維に合わせて四等分です。
大きめに切ることで煮込んでも溶けずに歯ごたえが残る玉ねぎを味わえるというわけです。
私はこれでも幽々子様の剣の指南役なので刃物の扱いには長けています。
ただ、味付けがどうもうまく行きません。
トマトの酸味がなんともうまく消えないのです。
「ううむ。ごくごく」
「どう？ 調子は」
「これを飲んでみてください。どうも酸っぱいのです」
「……これはねえ」
Y子さんは少し悩んだあと粉と液体を入れました。
そうしてしばらくぐつぐつと。
「おいしい」
「だしょ」
そこにはとても美味しいハヤシライスが出来上がっていたのです。
…………
……
「おいしい！」
幽々子様は満足していただけました。
Y子さんもハヤシライスをパクパクとやりながらうんうんと頷いていました。
食べてみると確かに美味しい。
しかし、あの粉は何だったのか。
あの液体は何だったのか。
謎です。
「Y子さん、あの粉は一体」
「んー？ 知りたい？」
「はい！」
「後悔しない？」
「は、はい」
「世の中には知らなくてもいいことがあるとわかってて？」
「……えと」
「妖夢ちゃんはまだ子供だから」
「も、もういいです！」
謎です。
そして、うちの台所事情が少し怖くなりました。
もうしばらく、料理はいいです。
