【おしらせ】07/07 特集「妖夢ちゃんのブチギレお祖父様集」更新!

2014-04-24

2014/04/24

 昨日以上にいい天気でした!
 こんな日はお出かけをするに限ります。
 (もちろん、修行はかかしません)
 以前魔理沙から聞いた話で妖怪の山の川の近くに
 美味しい木苺がなる場所がある、というのがありました。
 今日はそれを探しに行きました。
 幽々子様とおやつの時に食べようと思い、私はお弁当を持ち、朝から山へと飛び立ちました。
 妖怪の山に入ると、すぐ白い犬天狗に呼び止められました。

「これこれ、部外者は立入禁止だぞ」
「こんにちは」
「あ、こんにちは」
「とてもよい天気ですね」
「そうね。それはそうと、早くここから」
「ところでお昼は食べましたか? ちょっと用があってきたのですが
 ここいらでお昼をとろうと思うのですが」
「あ、それならあちらに良い塩梅の木陰が」
「ではそこで一緒に」

 ……これが幽々子様直伝の
 『あんまり相手の話を聞かずにご飯のお話をしちゃおう作戦』です。
 効果はてきめんでした。

 本日のメニュー
 ・野菜炒めのたまごとじ
 ・ウインナ
 ・塩むすび

「むむむ、野菜炒めをたまごとじるのはいかがなものかと思いましたが
 これは美味しい」
「こっちの塩むすびもどうぞ」
「やや、いただきます」

 白い犬天狗はもりもりお弁当を食べ進めます。
 よほど気に入ってくれたのか、しっぽはのりのりです。
 Y子さん、やはり貴方の料理は世界に通じます。

「ところで天狗さん」
「もぐもぐ、ありゃ。ごめんなさいいっぱい食べてしまって」
「いいえ、いいのです。お弁当は一緒に食べるから美味しいのですから」
「それには同感です。それで?」
「ここのあたりに木苺がなっていると聞いて取りに来たのです。
 といってもいっぱいはいらないのです。片手に収まるほど分けてくれませんか」

 白い犬天狗は一瞬考えましたが、お弁当をちらりと見て
 「もいっこ塩むすびいい?」と聞いてきました。
 交渉成立です!
 私は無事木苺をゲット出来ました!

「ということで幽々子様、木苺を妖怪の山からもらってきました」
「あら素晴らしいわ妖夢」
「幽々子様に食べてもらいたくて」
「あらまあこの子は。それじゃあありがたくいただきましょう。
 あ、それと妖夢、おだちんよ。Y子さんたちには内緒」
「いやーすみません! そんなつもりはなかったのですが!」

 明日、人里の行きつけのお団子やさんで新メニューが出るのですが
 お小遣いが足りなかったのです。
 長い長いお小遣いへの道のりでした!