2019/09/05
六年目199
「ほんとー? それ」
「ほんとです。ひじとあごは絶対につかないんですよ」
「Y子さんいるー?」
おだいどこでY子さんと談笑していたら幽々子様がやってきました。
何やら袋を持っています。
「面白いものが食べたいと紫に言ったのね」
「はい」
「そうしたらこれをくれたの。こっちがスープ。とうがらしとかにんにくとかと沸騰させて、この麺を茹でて……」
作り方を説明してました。
なにやら面白い夕ごはんになりそうです。
・からしびつけ麺
「つけ麺ですか。懐かしいですね」
別にラーメンでもいいやつです。*1
「うわ、どろどろです」
「ずぞぞぞぞぞぞん。んー! んー? んー!」
「それどういう反応ですか幽々子様」
私もずぞぞぞぞぞぞんやってみました。
なんともすごい味でした。
濃くてからくてしびれるのです。
「この舌がもざもざするのは何ですか」
「さんしょう」
「うへー」
「カセさんのは少なめにしてる」
「ありがとう。さすが」
さすがの気配りです。
そしてつけ麺はものすごく美味しかったです。
認識がずれます。
ラーメンでいいなんていえないです。
美味しかったです。
「幽々子様、満足しました?」
「ほっぺも、もぐもぐ」
良かったです。
とっても、満足されているようです。
こういうのがたまにくるのはいいです。
いい刺激です。刺激的なお味でした。
ごちそうさまでした。
*1 2016/11/17 三年目271
*2 2019/04/14 六年目55