🍌【おしらせ】08/29 特集「妖夢ちゃんとバナナ」更新🍌

2019-04-01

2019/04/01
六年目42

 嘘をつく日です!
 ということで朝起きたら居間に向かいます。
 嘘をついてやります。

「あら妖夢、嘘をいっぱい考えてたんでしょう」
「え、なんですか急に」
「嘘を付いて欲しい人が来てるわ」
「そんな人が!」

 そんな愉快な人が来てるなんて驚きです。

「はあい」
「うわあ」
「妖夢、うわあは失礼よ」

 失礼とは言いながら幽々子様は笑っていました。
 紫様が居ました。

 本日のおやつ
 ・ドーナツ

「……」
「妖夢、嘘をついてよ。妖夢妖夢」
「幽々子様、紫様なんでこんな元気なんですか」
「冬眠明けだからねえ」

 そういうことでした。

「妖夢がつかないなら私がつくわよ。いいの? いいの?」
「紫様の嘘はよくわからないのでやめてください。ええと、じゃあ、ドーナツ、ドーナツで一番美味しいのは穴の部分なんですよ」
「ほう」
「ふむ」

 紫様も幽々子様も難しい顔をし始めました。

「え、どうしたんです」
「ドーナツの穴について語るのはむつかしいわね。幽々子、妖夢は気づいたらこんなに成長したのね」
「子供は気づいたら大きくなってるのねえ」

 何かわらかりませんが、普段からかってばかりのお二人がなんか褒めてくれました。
 よくわかりませんが、良かったです。
 でも私は子供じゃないです。
 嘘はつけませんでしたが、なんかまあ良かったです。
 おわり。