2019/01/05
五年目321
「妖夢ちゃんちょいと」
「なんでしょ」
朝ごはんを食べ終えて部屋でくつろいでるとカセさんがこそっと部屋に来ました。
「実は赤ワインを仕入れたの。いいやつ」
「おお、すごいですね」
「Y子さんとフミタよんで秘密の飲み会やるからそれに合いそうなつまみをよろしく」
「了解です!」
ということで秘密の飲み会をやることになりました。
珍しくY子さんもです。
本日の秘密のお酒
・赤ワイン(いいやつ)
・チーズおかき(カセさん)
・一口ビターチョコレート(カセさん)
・柿の種(フミタさん)
・フライド手羽元(Y子さん)
・しゅうまい(Y子さん)
・生ハム(私)
「ハムにしました。生です」
「お、妖夢ちゃんやるー! みんな妖夢ちゃんきたよー!」
フミタさんはすでに出来上がっていました。
「ねえ私が呼ばれたってことはそういう目的なんでしょ? おつまみ目的。
いつも呼ばないのにさあ」
「Y子さんペース早いから……」
そしてY子さんも出来ていました。
ワインは人を駄目にします。
「ほら妖夢ちゃん来なさい。酒よ」
「はい、いただきます」
「かけつけ三十杯?」
「しにますのでやめてください」
Y子さんは私にからんできたので、カセさんはほっとした表情になっていました。
ともかく、フミタさんとY子さんが早めに潰れてしまったので私はなんとか平気です。
「いやあ、ワインは美味しいけどこうなるからね」
「……カセさん」
「どしたの妖夢ちゃん」
「フミタさん、Y子さんしかり、カセさんしかり、なぜみんな酒癖が悪いんですか」
「……ほら、みんな疲れてるし」
カセさんが言葉に詰まる珍しい展開でした。
お疲れ様です。
新年も頑張っていきましょう。