2018/10/15
五年目239
「去年もそうだったけどなんで貴方がくるのかしら?」
「あー? 私は祭の実行委員だからな。今決めたが」
「そ」
魔理沙が来ました。
招待状を持ってです。
「んで? 来るんだろ?」
「行くに決まってるじゃない。VIPで用意しなさい。実行委員」
「んー? できるかな。わからん」
「妖夢、おやつよ」
「了解です」
ということで魔理沙をおやつ接待です。
本日のおやつ
・おはぎ
「んーこれこれ。ここの和菓子はうまいな」
「Y子さんお手製だからね」
「秋姉妹には上手く言っておくぜ。秋訪祭の実行委員はやつらだからな」
相変わらず言ってることが二転三転するやつです。
「ともかく、三人分でいいか?」
「え?」
「そっちの従者も行くんだろ?」
「幽々子様、お話が」
おやつを置いて出ていったと思ったY子さんがまだいました。
雰囲気が少しあれなので幽々子様もびくびくしています。
主人とは思えません。
「な、なあに?」
「私の作ったおやつを利用して得た権利、私を置いておくなんてひどくないですか?」
「ん、んー利用してるつもりはないのよ?」
「そうですか。わかりました。では私はお留守番しています。幽々子様と妖夢ちゃんが楽しんでる間。
一人で。寂しく。お留守番してます」
「……」
ということで三人で行くことになりました。
Y子さんが出ていった後、魔理沙が「え、どういう関係?」と本気でうろたえながら私に聞いてきましたが
私もわかりませんでした。
主人よりも怖い従者がいるのが白玉楼です。
私はわかりません。
ともかく来週は秋訪祭です。
楽しみです。
首を洗って待ち続けます。
*1 2017/09/30 四年目223