【おしらせ】07/07 特集「妖夢ちゃんのブチギレお祖父様集」更新!

2018-06-13

2018/6/13
五年目115

「ぴっくす」
「なにその可愛いの」

 Y子さんとお買い物に来たのですが、雨にふられました。
 ちょっと濡れました。

「暑い暑いと思ってると意外に寒いんですよねえ。ふぇっぷし」
「まあそれだけ濡れればね」

 わりと濡れました。
 ということで雨宿りついでにお茶屋さんです。

 本日のおやつ
 ・草もち(こしあん)
 ・緑茶

「あれ珍しいわねこしあん」
「雨降ってるので」
「なるほど」

 Y子さんはみたらしでした。
 それも美味しそうだったので交換しました。
 やっぱり美味しかったです。

 雨は長い間、しとしとしていました。
 その間私たちは時を忘れてくだらない話をしていました。

「そこで私はその傘のやつをたたっ斬ってやりました。
 なにか舌を出して調子に乗ってたので」
「そんでその後キョンシーにボコボコにされたのね」
「……幽々子様に聞いたんですか」
「まあねー ……というか妖夢ちゃん」
「はい」
「雨降ってるからこしあんってどういうこと」
「え、今更ですか」

 雨降っているときはなんとなくねっとりこしあんが食べたくなります。
 Y子さんに言いましたが納得していませんでした。
 こういうのはなんとなくの問題です。
 説明できないのです。
 だから私は初夏、雨が降ったらなんとなくこしあんを食べ続けます。
 そういうものなのです。