2018/5/20
五年目91
「妖夢や、最近修行はどうなの」
「それはもう頑張っています。この間は鈴仙に圧勝でした。
冥界一硬い盾は更に強固なものになっています」
「ならば褒美を与えましょう」
「え」
ということで今日の晩ごはんは従者でしゃぶしゃぶとなりました。
本日のメニュー
・しゃぶしゃぶ（塩だし）
・しゃぶしゃぶ（豆乳だし）
「じゃあ妖夢ちゃんに感謝の気持ちを込めて」
「かんぱーい」
フミタさんとナコさんと外しゃぶしゃぶです。
しゃぶしゃぶのお店は初めてです。
「くはーナコさん、おかわりは？」
「いただきます」
フミタさんとナコさんは勢いよく食べ飲みしています。
私はと言うと、折角のしゃぶしゃぶですが箸がなかなか進みませんでした。
「どったの？」
「いや、ちょっと」
「お腹が痛いんですか？」
「いえ、あの」
正直、プレッシャーです。
お肉が喉を通りません。
「妖夢ちゃんすぐ調子に乗るからねーもぐもぐ」
「強い云々の前にまずはそのお調子乗りな所から直すべきですねもぐもぐ」
二人共構わず食べています。
特にナコさんは口が悪いです。
……結局あまり食べられませんでした。
今度から正直に「冥界一硬い盾はまあまあ硬いです」くらいにしときます。
その方がきっとごはんも美味しく食べられるはずです。
反省です。
