2018/4/15
五年目56
腹が立ちます。
風が強かったので修行場での修行は終えて早々と白玉楼に戻りました。
「こっそり食べちゃいましょ」
「そうですね」
そんな会話が聞こえてきました。
聞き捨てなりません。
本日の秘密のおやつ
・びわゼリー
「冬の残り物ですか」
「妖夢が返ってこなきゃこのゼリーは存在すらなかったのに。ねーY子さん」
「ねー」
「二人の好きにはさせません」
なにか探偵のような気分です。
「でもバレたからにはじゃんけんですよ」
「しかたないわねえ」
「勝ちに行こう」
二人共本気でした。
本気で勝ちに来ています。
「ではじゃんけん」
「はい」
負けました。
普通に一人で負けました。
「……」
「はい妖夢負けー」
「負けー」
「……」
「Y子さん妖夢むくれているわ」
「あらやだ大人げないですねー」
「その口調いらいらします」
思わず悪口がでました。
「あらやだ」
「あらやだ」
「ひとくちください」
もらいました。
なにか納得いきません。
なので日記にこの憎しみをぶつけました。
大人げないのはあっちです。
もう寝ます!
おやすみなさい!