2018/2/25
五年目7
鼻歌を歌いながらおだいどこに行くと湯気がもわもわしていました。
これはあれです、きっとこの前と同じあれです。*1
本日のメニュー
・饅頭
・美味しいたれ
・蒸し春巻き
・チャプチェ
肉まんではありませんでした。
でも肉まんみたいでした。
まんとうというやつです。
「この美味しいたれにつけてたべてね」
「ほへー」
「ふへー」
よくわからないですが、凝っています。
幽々子様と変な声を上げて感心しました。
美味しいたれにつけたら美味しかったのです。
「美味しいたれは美味しいですね。これ何なんですか?」
「美味しいのよ」
Y子さんは怪しく笑っていました。
話にならないのでカセさんに聞きました。
「妖夢ちゃん」
「はい」
「世の中には知らないほうが良いこともあるんだよ」
「……そですか」
なんか怖かったので聞けなかったです。
気づいたらY子さんも幽々子様もカセさんも笑っていました。
ずるいです。
みんなだけ知ってるなんて。
……でも多分幽々子様もわかってなかったと思います。
扇子で口を隠していたので。
幽々子様だけ知ったかぶりです。
ずるいです。
あとでこっそりY子さんに聞いてみます。
*1 2016/02/07 二年目348