2018/2/1
四年目347
里に行ったら雪が降っていました。
手がかじかみました。
「さぶさぶ……」
阿呆みたいに寒がってる鈴仙が居ました。
阿呆みたいです。
本日のおやつ
・ワッフル
「洒落たおやつですね。鈴仙には合わないくらいの」
「とうとう包み隠さず言ってくるようになったよね」
鈴仙におすすめされてワッフルを食べました。
焼きたてのワッフルにメープルシロップを染み込ませたものは
じゅわりと舌と体に溶け込んで、この寒い時期の最高のおやつとなりました。
「ほ、ほいひい……」
「でしょ？ てゐが言ってたんだ」
「てゐさんが言ってたなら間違いないですね」
「いやにてゐを買うね」
てゐさんはなんというか、姉御肌な感じがします。
「でも本当に美味しいです」
「よかったー。私も初めてだからちょっとどきどきした」
鈴仙は阿呆みたいな事を言って阿呆みたいに笑っていました。
阿呆みたいですが、ここは素直に鈴仙に感謝です。
「美味しかった。ここは私が払います」
「え、いいの？」
「情報料としてです。あと去年は何回かおごってもらったし」
「いやー悪いねー」
鈴仙は阿呆みたいに笑っていたのでちょっとだけ頬をつねってやりました。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。
幽々子様と行ってもきっと喜んでくれるはずです。
冬が終わらないうちに、今度行きましょう。
