2017/10/29
四年目252
体調は良くなりましたが少し体がだるいので横になっていました。
「本来妖夢ちゃんがやるべき仕事だった納屋の整理をやってこよーっと。
本来妖夢ちゃんがやるべきやつ。はー妖夢ちゃんがやるべきやつ」
フミタさんがそう言って部屋の前を通り過ぎていきました。
このままだと嫌なやつですが、おやつを置いてってくれました。
なんだかんだ優しい人です。
本日のおやつ
・みかんゼリー
「美味しいです」
「あれ、どしたのそれ」
Y子さんがやってきました。
「フミタさんがくれました」
「あらわざわざ」
フミタさんはなんだかなんだ優しいです。
でも、もちろん知ってます。
Y子さんも優しいです。
「じゃあこのぶどうゼリーいらない?」
「ちょっと食べられないですけどもらってもいいですか?」
「いいけどどういうこと?」
「ああいうことです」
幽々子様がやっぱり私の部屋を覗いていました。
幽々子様はぶどうゼリーを食べて帰っていきました。
その間、何も話しませんでした。
よくわからない主人ですが、きっと心配してくれているのはわかります。
主人のためにも、フミタさんのためにもY子さんのためにも他の従者のためにも
早く元気になります。
おやすみなさい。