2017/06/08
四年目110
本日のおやつ
・抹茶プリン
「妖夢、抹茶が苦いから進んでいないのかしら?」
「いや、抹茶は好きです。たださっき怖い思いをしたんです……死にそうでした」
「ふむ。Y子さんカセさんナコさん、妖夢が身の毛もよだつ最恐話するって」
「聞こうか」
「期待」
「楽しみですね」
「ちょちょちょ、やめてください」
そういう話じゃないのです。
「お寺に行ったんですけど」
「あら自分が入るお墓の下見?」
「ち、ちがいます。幽々子様に頼まれたお使いじゃないですか」
「そだったかしら」
「それでおつかいが済んだ後、和尚さんにバイクに乗せてもらったんですけど」
「……ああ」
幽々子様は察してくれたようです。
ほかの方はぽかんです。
代表してY子さんが聞いてきました。
「何が怖かったの?」
「バイクって速いんですよ。怖いんですよ。後ろで捕まってるの精一杯なんですよ」
「へえ、バイクってあのなんか機械でしょ?」
「はいそれです。もうバイクはいいです。怖いです」
皆さんは納得していなかったのですが幽々子様だけ頷いていました。
経験者なのでしょうか?
ともかくバイクはいけないです。
アレに乗れるのは超人だけです。
もう寺にお使いにはいきたくないです。
おやすみなさい。