2017/04/05
四年目46
「ごちそうさま」
「幽々子様、もう良いんですか」
「うん。今日も美味しかったわ」
「ごちそうさまです」
「あら妖夢ちゃんまで」
Y子さんは心配していましたが私には分かります。
もうすぐお花見だからです。
本日の秘密のおやつ
・びわゼリー
「なんだ、そういうこと」
「きっとそうです」
カセさんの部屋で秘密のおやつです。
今日は珍しくY子さんもいます。
「妖夢ちゃんも。考えてるわねえ」
「お花見は一大イベントですから」
「私も今からちょっと控えようかな」
「カセさんまで。じゃあ私が代わりに食べよう」
「そうなんですか?」
「妖夢ちゃん、Y子さんはほら」
「前日からおだいどこは稼働させっぱなしだからね。体力つけなくちゃ」
そうです、Y子さんはイベント時、それはもう働きます。
Y子さんは食べなければいけません。
Y子さんのお腹を撫ぜました。
「もっと育って下さい」
殴られました。
何故でしょう。心配してただけなのに。
カセさんがツボに入ったらしくうつ伏せになって震えていましたが
気にしないことにします。
さあ、週末はお花見です。