2016/07/12
三年目145
怖い話は苦手です。
でも明日、怖い話従者大会をやることになりました。
駄目です、止めなくてはいけません。
おばけはだめなんです。
本日の秘密のおやつ
・ももゼリー
「フミタさん、やめさせるべきです」
「いいじゃん楽しそう」
フミタさんの部屋に来ました。
夜の秘密のおやつタイムです。
「でも、おばけは怖いですよ?」
「あたしゃ弾幕ごっことかの方が怖いけどね。よく出来るよね妖夢ちゃん」
「あれは怖くありません。美しいんです。でもおばけは美しくありません」
「そう?」
「そうです!」
「でも今妖夢ちゃんの後ろにいる髪の長い女性は結構綺麗だよ?」
「ぎゃあああああああああ!!」
あまりに叫びすぎてY子さんが飛んできました。
ものすごく不機嫌でした。
「夜だから」
「ごめんなさい……」
「ごめんなさい……」
「幽々子様が起きたらどうするの」
「はい……」
おやつはなんとか隠しました。
なんとかなだめ、帰ってもらいました。
「……もう部屋に戻ります」
「おばけよりも怖いもの、だね」
「はい。Y子さんは……」
「なにか言った?」
「何でもないです」
「何でもないです」
何故か戻ってきました。
心臓が恐ろしいほど飛び跳ねましたがなんとか落ち着いています。
早く寝ます。
でも、明日は来てほしくありません。