🍌【おしらせ】08/29 特集「妖夢ちゃんとバナナ」更新🍌

2016-04-01

2016/04/1
三年目43

「おうい」

 修行をしていたらてゐさんが来ました。
 非常に珍しいです。
 幸運が舞い込んでくるのか嬉しくなりました。

「鈴仙が元気ないんだけどなぜか知らない?」
「え、本当ですか?」

 まさか、昨日の嘘の間違いを本気にしてるんじゃ。*1
 私は急いで永遠亭に向かいました。
 もちろんごままんじゅうを持って。

「すみません、鈴仙いますか」
「えーと。鈴仙様はたしかあっちの方に行きました」
「ありがと」

 うさぎさんに鈴仙の居場所を聞きました。
 このあたりで気付くべきだったです。

「迷いました」

 本日のおやつ
 ・ごままんじゅう

 仕方ないのでごままんじゅうを食べました。
 鈴仙に上げるためなので半分だけ食べました。
 永遠亭は複雑過ぎます。
 私は廊下を歩きまわりましたが、疲れてしまいました。
 
「……もう」
「あれ、なに来てたの」
「あ、鈴仙大丈夫なの?」
「なにが? ああにんじんスティック美味しい」
「……」
「けらけら」

 後ろからてゐさんが現れました。
 やられました。
 やられてしまいました。

「昨日鈴仙が私に相談したのよ。『もうこうやって会う事をやめよう』
 ってどういう意味かな?って」
「……」
「けらけら、お前は鈴仙と同じくらい面白いね」

 ぐうの根もでませんでした。
 嘘のプロは違います。
 非常に悔しいエイプリルフールでした。

*1 2016/03/31 妖夢ちゃんごはん日記三年目42