2016/03/21
三年目32
本日のおやつ
・じゃがバター
「私は混乱している」
「偶然ですね幽々子様私もです」
「ねえY子ちゃん、二人っていつもこんな?」
「うん……」
今日はカセさんは居なくてフミタさんとおやつです。
フミタさんは私と幽々子様をしげしげ見ていました。
「じゃがバターは美味しいです幽々子様」
「じゃがバターは美味しいです妖夢」
「幽々子様、マヨもっといります?」
「フミタさんありがとー」
「かけたげます。好きなところでストップを」
「あ、そういうの楽しいわね」
「行きますよー ぶじょる」
「あ」
フミタさんがかけすぎました。
幽々子様が絶望的な顔をしていましたが
フミタさんは今にも笑いそうでした。
「ご、ごめん、ごめんなさ幽々子様……ぶふっ」
「…………妖夢、なにこれ」
「マヨネーズの塊です。中にはじゃがいもが入っています」
「……ゆ、幽々子様、ぐふっ」
「……」
幽々子様が泣きそうでした。
私は水で流そうかともわもわ考えていました。
そこに。
「あ、Y子さんおやつ私も食べたい」
「カセさん!」
「幽々子様カセさんです!」
「あははは、カセさんごめん手伝って。マヨネーズかけまくっちゃった」
フミタさんが決壊していました。
カセさんは幽々子様のマヨネーズをだいたいスプーンで食べてしまいました。
「マヨネーズをまんまいけるのはカセさんだけだわー ありがとー」
「幽々子様、すみませんでした。ちょっと手が滑って」
「いいのよー いえーい」
幽々子様はごきげんでした。
なにはともあれ良かったです。
Y子さんはずっと私達を眺めていました。
なんかお母さんでした。