2016/01/17
二年目327
「カセさんカセさん」
「幽々子様、どうしたんですか」
「ナマステー」
「は……?」
「ナマステー」
「な、なますて」
幽々子様と一緒にカセさんの部屋に行きました。
カセさんはとても驚いていました。
それもそうです。
幽々子様が部屋に来るなんてとても珍しいことなのです。
本日のメニュー
・キーマカレー
・ナン
・チキンサラダ
「ほいひい」
「幽々子様が幸せそうですよY子さん」
「私はあの顔を見るために生きているのよ。死んでるけど」
「……」
「Y子さん、カセさんが涙を流しています」
「あれはあれで嬉しいわね」
キーマカレーとナンは最高です。
しかも今回のナンはY子さんがかまどで焼いた本格派です。
ぱりぱりのもちもちです。
「Y子さん、ナンのおかわりはあるの?」
「もちろんです」
「幽々子様、もう6枚目ですよ。そろそろ控えたほうが」
「妖夢ちゃんうるさい。幽々子様が食べたいって言ったら私は用意するの」
「は、はい」
Y子さんがちょっと怖かったですが
こういう料理は面白いです。
もっとこういうのが食べたいです。
「ところでカセさん」
「なに?」
「さっき幽々子様と部屋に行った時何をしていたんですか?」
「……足踏み」
カセさんはどこを目指しているのでしょうか。
鍛えるのが好きなカセさんです。