【おしらせ】07/07 特集「妖夢ちゃんのブチギレお祖父様集」更新!

2015-10-13

2015/10/13
二年目233

「戻りました」

 修行から帰って、お勝手に行きましたが誰も居ませんでした。

「幽々子様ー?」

 縁側にも行きましたが幽々子様は居ませんでした。
 はて誰も居ないかと思った時です。
 居間の方から声が聞こえてきました。

「とんてとんて」
「こ、この声は!」

 初速ダッシュを使い居間に急いで向かいました。

 本日のおやつ
 ・みかんゼリー
 ・ぶどうゼリー

「ああ、お姉さんこんにちは」

 こころちゃんが居ました!
 こころちゃんは愛くるしい表情でひらひらと舞を舞っていました。

「みなさんもここに居たのですね」
「妖夢、早く座りなさい。こころちゃんの舞の邪魔でしょ」
「失礼しました」

 ゼリーをたべたべこころちゃんの舞を見ることになりました。
 こころちゃんの舞はじっとみてると涙が溢れそうになったり笑いが零れそうになったり
 怒りがあふれそうになったりととても忙しかったです。

「ちゃん」

 拍手喝采です。
 幽々子様も満足そうに扇子をひらひらとしていました。

「こころちゃんこっちにおいでなさい。一緒にゼリーを食べましょう」
「わあい、いい匂いのするゆゆゆこさんだ」
「こ、こころちゃん、うへへ、ぶどうのもあるよ」
「ありがとうクールなお姉さん」

 カセさんがこころちゃんパワーで壊れていました。
 相変わらずこころちゃんは危険です。

「ところでセンスの良い扇子はいかが?」
「この前買ったこれも気に入っているのだけど、そろそろ新しいのもいいわねえ」*1
「じゃあ今度サンプルを持ってくるね! じゃあまた!」

 こころちゃんはしゃらんら踊りながら帰って行きました。
 名残惜しいですがしょうがないです。
 ……こころちゃんがもし詐欺師で、扇子を高値で売りつけてきても
 今の白玉楼ならころっと騙されそうです。
 こころちゃんは危険すぎます。

*1 2014/05/27 妖夢ちゃんごはん日記94