2015/09/08
二年目199
頑張ってカセさんのところへ行こうと思いましたがいけませんでした。
代わりにフミタさんの所に行きました。
本日の秘密のおやつ
・アロエヨーグルト
「代わりにフミタさんのところに来ました」
「私はカセさんの代わりかあ。けらけら」
フミタさんは愉快に笑っていました。
フミタさんはいつも隠しおやつを持っています。
カセさんとは違った不思議な方です。
「カセさんが気になるの？」
「人里で知らない人と歩いてました。
お祖父様は言っていました。
私達は幽々子様の従者です。お互いのことなんて知らないで良いって。
でも、気になります。カセさんは隠すんです。
私はどんな気持ちで接すればわかりません」
「うーん、そうねえ。でも妖夢ちゃん」
「なんですか」
「私たちは幽々子様の従者だけど、ただそれだけって事じゃないでしょ。
妖忌様の意見はわかるけど、妖夢ちゃんは妖忌様より強くないでしょ？」
「……はい」
「だったら協力しなきゃ。それにせっかく同じ所に住んでるんだもん。
仲良くしなきゃ、つまんなくない？」
「……その通りです」
「だからさ、言いたくないことだって出てくるよ。みんな違うんだから。
秘密のひとつやふたつくらいないと気持ち悪いし」
「そうですね」
フミタさんの意見は一切間違っていませんでした。
「まあＹ子ちゃんとか何も隠さない人は特別なんだから」
「そうですね、Ｙ子さんは聞いてもないのに下着を見せてきて「これどう？」とか聞いて来ます」
「あははは、仲いいなあ」
「アロエヨーグルト美味しいです」
「食え食え、今日はやけ食いしなさい」
アロエヨーグルトと寒天ゼリーをやけ食いしました。
フミタさんのおやつはいっぱい食べても太らないことうけあいです。
明日からは普通にカセさんと接します。
私たちは従者仲間なんだから。
