2015/08/02
二年目162
またこの季節です。
そうです、そうめんです。
本日のメニュー
・そうめん
・薬味(大葉、ねぎ)
・焼きエリンギ
「そうめんの季節ですね」
「そうねえ……」
「今年も頑張りましょう」
「ええ!」
「二人共、なんか盛り上がってる所悪いんだけど。
そうめん嫌い?」
「とんでもないです」
「とんでもないです」
そうめんは美味しいです。
美味しいんですが、飽きます。
本当に飽きます。
なぜならここのところお昼はだいたいそうめんなんです。
Y子さんはそうめん主義です。
「だって安いし美味しいし涼めるじゃない」
「いやそうなんだけどねY子さん」
珍しく幽々子様が口を出しました。
「ここのところそうめんが続いてるわよね」
「ええ、飽きちゃいました?」
「Y子さんの料理を飽きるなんてとんでもないわ。
でもね、また違ったのも食べてみたいなって。
私はY子さんの料理好きだからいろんなものを食べてみたいのよ」
「幽々子様……私にはもったいない言葉です。わかりました」
「うん。じゃあ明日からそうめんは」
「明日からは様々なバリエーションのそうめん料理を作っていきますね!」
「………………うん」
幽々子様が負けていました。
やっぱり白玉楼の食事事情においてY子さんに適う人はいません。
死んだ目でそうめんをすする一日でした。