【おしらせ】07/07 特集「妖夢ちゃんのブチギレお祖父様集」更新!

2015-03-16

2015/03/16
二年目24

 
 ご飯を食べるときに大事なことは会話です。
 一人でじっくり食べるご飯もいいですが
 みんなで食べるご飯は最高の調味料です。

 本日のメニュー
 ・ぬるい玉子焼き
 ・焦げウインナ
 ・茹で過ぎうどん
 
「……」
「……」
「……」
「なのでみんなで食べると美味しいのです」

 今日は私が作ったご飯です。
 以下のやりとりで、私が作ることになりました。

「うへー疲れた」
「手伝ってもらっちゃってありがとねY子さん。幽々子様も」
「大丈夫よーもうちょっとだしねえ」
「そうそうもう少しですからY子さん、起き上がって」
「そうねえ。ああでももうすぐおひるねえ。……そうだ、妖夢、妖夢や」
「お呼びでしょうか!」
「見ての通り私とカセさんとY子さんは衣替えで忙しいの」
「とんでもない量の服ですね!」
「だからお昼を作ってきてちょうだいな」
「おまかせあれ!」

 そしてこのとおりです。

「……」
「……いただきます」
「……」
「ご飯を食べるのはカセさんだけですか!」
「……幽々子様」
「なによY子さん……」
「あんなダメ料理を作ったのは妖夢ちゃんなのになんで少し怒ってるんですか……」
「わからないわ最近の子はよくわからないわ……」

 Y子さんと幽々子様はぶつぶつ言いながら下を見つめていました。
 カセさんは箸をすすめています。

「妖夢ちゃん」
「はい!」
「なんでこのウインナは焦げているの」
「火加減がむつかしかったからです!」
「うん、次から頑張ろうね。このうどんはなんで伸び伸びなの?」
「水で引き締めなかったからです! 忘れていました!」
「反省すべき点はわかっているのね。次はできるようになるよ」
「はい! ありがとうございます!」

「カセさんすごいわあ」
「カセさんすごいなあ」
「幽々子様とY子さんもいい加減食べたらどうですか!」
「美味しくはないですよ」
「カセさんの言うとおり美味しくないですが食べて下さい!」

 こういうのを逆ぎれというそうですが
 私はこの気持ちを忘れません。
 絶対料理をうまくなってやります。