【おしらせ】07/07 特集「妖夢ちゃんのブチギレお祖父様集」更新!

2015-03-02

2015/03/02
二年目10

 缶詰屋さんに行きました。
 雨が降っているので雨漏りがひどい
 なら缶詰が必要だ、ということです。
 お昼ごはんはいつもの定食屋に行きましたが、面白い人に出会いました。

 本日のメニュー
 ・カルビ焼肉定食
 ~白ご飯
  カルビ焼き
  おくらやっこ
  焼きもろこし
  大根の粕漬け

「いただきます」
「……」
「大根の粕漬けなんて珍しいですねえ」
「……これかしら」
「カルビ焼きにはからしをつけるのですか、いいですねえ。でもやっぱりまずは粕漬けから」
「……すんすん」
「……こりこり」
「……ぺろ。うえ、きもちわるい!」
「……あの」
「ひゃ、ひゃい!」
「さっきから何をじろじろ見ているんですか」
「いや、その」

 今泉さんという女性でした。
 獣の耳が付いているので鈴仙とかと同じあれでしょう。

「これ、あげるわ」
「いいのですか、粕漬け」
「私の舌に合いそうにないから。少し苦手だわ」
「そうですか、好き嫌いは良くないですよ」
「お肉美味しい!」
「まるで聞いていないですね」

 お肉を食べる今泉さんはとても子供らしく可愛らしかったです。
 見た目は背も高くきれいな女性なのですが、やはりものを食べる姿はみな平等に可愛らしいのでしょう。
 幽々子様だって普段はきれいなしゃなりですが、ご飯を頬張っている姿は可愛いのです。

「この定食屋は初めてですか?」
「もぐもぐ、ええ、もぬもぬ」
「ここは美味しいですし、人間以外のお客も多いのでおすすめですよ」
「ごくん。うん、そういう風に友達から聞いて来たのよ。ああ、美味しかった」

 今泉さんとはしばらく美味しいご飯トークをしてから別れました。
 やはり同じかまの飯を食べると仲良く慣れるものですね。
 しみじみ思ったそんな日でした。