【おしらせ】07/07 特集「妖夢ちゃんのブチギレお祖父様集」更新!

2014-09-29

2014/09/29

「はあ……」
「Y子さん、逃げちゃいますよ」
「そうね、はあ……」

 Y子さんが悩んでいました。
 何を悩んでいるのかと聞いても答えてくれません。
 
「ふむ……」
「あら、妖夢がいっちょまえに頭を抱えているわ」
「幽々子様……実はですね」

 私は説明しました。
 Y子さんがさっきから幸せを逃しているのを説明しました。
 
「Y子さんがねえ。でも妖夢、ふふふ」
「何ですか?」
「Y子さんが悩んでるのをみて妖夢が悩んでいるのね。
 じゃあ私は妖夢をみて悩まないと」
「そういうルールないですから」

 本日のおやつ
 ・みかんゼリー
 
「どうですか? ふたりとも」
「美味しいですよ!」
「うんうん美味しいわねえ。ところでY子さん、さっき妖夢がね」

 幽々子様がY子さんに悩みのことを聞きました。
 私が聞いても答えませんでしたが、幽々子様に聞かれたらそれは別です。

「それが、幽々子様」
「うんうん」

 ここでずるいことにY子さんは幽々子様に耳打ちしたのです。
 内容は聞けませんでした。

「えっ」
「これが、ね。辛いんですよ」
「そっかあ…… いいわよY子さん、休んでて。今日は皆でY子さんのお仕事するから」

 ということで今日の晩御飯は皆で作ったお鍋になりました。
 ただ具を入れるだけの簡単料理です。
 とても美味しかったのですが……
 悩みとは何だったのでしょうか。
 幽々子様もかたくなに口を開きませんでした。
 聞いてもただ私の頭をぽんとやって

「今度ね」

 といっていました。
 今度がいつかはわかりませんが、私がまだ参加できない内容のようですので
 おとなしく鍋をつついていました。
 夜にはY子さんは元気になっていました。