2014/08/11
今日はめったに見ない顔に人里で出会いました。
「お久しぶりです」
「こちらこそ、鈴仙がお世話になっているみたいで」
「いえいえ、ご飯をよくおごってもらってるだけです」
地上の兎のお偉いさんです。
いきつけのお団子やさんでお団子をたべていました。
本日のメニュー
・きなこ団子
・あんころ餅
「きなこか、いいね。あんころ餅といっこ交換しない?」
「ぜひとも」
外のベンチでをぶらぶらしながら食べるお団子も良いのですが
流石にこの暑さじゃ風流もないので涼しいお店の中で食べることにします。
「あんころ餅は最高にお茶に合いますねえ」
「そういや鈴仙とあんたってどんな仲なの」
「ご飯の仲です」
「ふうん」
兎のお偉いさんは私のきなこを食べつつそんなことを聞いてきました。
一緒に棲んでいる鈴仙のことです、やはり気になるのでしょう。
「鈴仙って面白いですよね」
「からかいがいがあるやつよ。けらけら」
「それもありますし、素で面白いところももあります」
「そうねえ、それはあんたも一緒だけど」
「私ですか?」
「鈴仙と仲いいってやつは、変な奴にきまってるさ」
そういっててゐさんは私のぶんのお勘定もして、笑いながら立ち去って行きました。
太っ腹です。
私もああいう大人に慣れたらいいなと思います。
体つきは、参考になりませんが。