2014/08/06
地獄のような温度になっている布団をのけると最高の天気に恵まれていました。
そうです寝坊しました。
起きた頃にはもうお昼前です。
「お、おはようございます……」
「おそよう、妖夢」
「おそよう妖夢ちゃん」
ふたりともからかってきます。
しかし悪いのは私なのでなんにも言えません。
「今日の朝ごはんは最高に美味しかったわねえY子さん」
「そうですか? 照れますよ幽々子様。でも最高の出来だったと自負しています」
「まあ、調子に乗っちゃって。このこの」
「やめてくださいよう」
「このこの」
この茶番を一時間近く側で見ていました。
最初はぷんぷんでしたが、ここまで言われるとなんだか慣れてしまいました。
「今朝は涼しくて気持ちよかったわよねえ」
「そうですねえ、最近では珍しく風も吹いて気持ちよかっですねえ。
味わえなかった人は可哀想ですねえ」
「本当にねえ」
「はは、そんなに気持ちよかったんですか?」
「……」
「……」
「Y子さん、妖夢が余裕ぶってる」
「妖夢ちゃんぶってますね」
二人はそんなことをぶつくさ言いながら
別の部屋に行ってしまいました。
もうわかりました。
最近、この二人は意地悪です。
こんなオトナにはならないようしようと誓った一日でした。
夕方ころには普通の二人に戻っていましたが。