【おしらせ】07/07 特集「妖夢ちゃんのブチギレお祖父様集」更新!

2014-07-18

2014/07/18

 私が自室で借り物のファッション誌を読んでいると
 幽々子様がふすまを少し開けて私を覗いてきました。

「……」
「……」
「妖夢、何をしているの」
「モテカワ女子を目指しております」
「ふうん」

 この感じ、幽々子様は暇です。

「……」
「……部屋に入らないのですか」
「……いい」
「さいですか」

 幽々子様に見られていることでなんとなく集中できなくなりました。
 これが幽々子様の作戦なのでしょうか。

「なんで部屋にはいらないのですか」
「……その机のお菓子食べていい?」

 紫様からもらったふ菓子のことです。
 毎日一本食べている大説なおかしなのですが。

「そこにいられると気になるので入って食べていいですよ。
 あ、一本だけですよ」
「二本ダメ?」
「駄目です! 美味しいので!」
「本当に? もしかしたらお返しがあるかもよ?」
「だめですー 一本だけですー 早く部屋に入って下さい」
「むう」

 幽々子様が部屋に入ってきました。
 おやつのおはぎをもって。

 本日のおやつ
 ・おはぎ
 ・ふ菓子

「ずるいです! 何も言わないでそういう取引はずるいです!」
「駄目ですー! 妖夢はふ菓子を一本しかくれなかったからこのおはぎはふ菓子一本ぶんの
 一口しかあげませんー」

 幽々子様は大人げないオトナ代表のオトナです。
 なんとかおはぎをいっこ死守しましたが幽々子様は侮れません。
 今度も同じ罠を引っ掛けてくるかもしれないので注意が必要です。
 日記につけて覚えていないと。