2014年3月8日
本日のメニュー
・ぱえりゃ
・牛ほほステーキ
なんという贅沢でしょう。
牛ほほのステーキはかなり少量でしたが味が濃く、噛みしめれば噛みしめるほど
油が出てきていつまででもかんでいたくなるものでした。
もぐもぐとやっているうちに、そういえばお弁当箱の中に小さな紙が入ってるがあったなあと思いだします。
そこには塩が入っていました。
ご飯に書けるものか?
と最初は思いましたがそれにしたって量が少ない。
試しに牛ほほステーキにつけてみると、なんとも味わい深い一品に!
あまいのです。甘くなってくるのです。
牛ほほステーキに塩をかけるととても甘くなってくるのです。
たまらない、新しい発見です。
新しいといえば、私にはこのお弁当中身がなんなのか最初わかりませんでした。
チャーハンにしてはこげこげのパリパリになっている。
ドリアにしてはクリームな感じはしない。
のちのちY子さんに聞いてみるとこれは「ぱえりゃ」という食べ物らしいのです。
具はなす、あさり、エリンギにたまねぎです。
これがごっちゃに混ざっているご飯、それがぱえりゃです。
最初はなんだかパッとしない食べ物だと思いましたが
食べていくうちにコレは絶品だと感じるようになりました。
初めて味わう、香りが強いしょっぱチャーハン、これがぱえりゃの感想です。
初めての料理に興奮した私はおやつのじかん、幽々子様に必死にぱえりゃの美味しさを説明しました。
真剣に聞いていた幽々子様ですが、なぜか急にはっとして、くすくすと笑い出しました。
私が首をひねっていると、どうやら歯に牛ほほステーキについていた胡椒がついていて
それが歯が欠けてるようにみえて面白かったというのです。
私は急いでそれを取り出しましたが、幽々子様は
「こしょうがついたこんぱくようむ、こしょうむ、こしょうむ」
と言って、ついにはお腹を抱えだしました。
私にはさっぱり何がおもしろいのかがわからなかったですが、幽々子様は愉快そうに私を見て笑っていました。
そこで、今日判明したことを二つ書いて日記を締めくくることにします。
「きいろいぱりぱりご飯に具がごっちゃになって混ざってるのがぱえりゃ」
「幽々子様はあだなをつけるセンスがいまいち」