🍌【おしらせ】08/29 特集「妖夢ちゃんとバナナ」更新🍌

2014-02-21

2014年2月21日

 いつものようにおだいどこに寄り
 お弁当をもらおうとしたのだが、給仕のY子さんの様子がおかしかった。

「あ、妖夢ちゃん。幽々子様は?」
「自室でWiiFitやってると思います」
「そっか。はいおべんと。今日はできるだけ温めないでいいからね。
 幽々子様には内緒だから、見つからないでね」
「?」

 Y子さんはやりなれないのであろう、両目で軽くウインクをして
 私の背中を押した。
 今日はどうやら幽々子様にも内緒なごちそうらしい。

 修業を終え、楽しいお弁当タイムが始まる。
 できるだけ温めないで、と言われたがさすがに荷物置場のかばんの中に入れていると
 白ごはんがかちかちの氷のような状態になるので
 いつもより少しだけ離して焚き火にあてた。
 あまり温めない、冷たい状態で食べるもの。
 私はそうめんくらいしか想像できないが、いざ蓋をあけると
 そこには思いもよらぬごちそうが待っていた。

 本日のメニュー
 ・海鮮ちらし丼
 ・がり

 幻想郷において、ちょう高級と謳われるのお刺身のどんぶりである!
 がっついた。
 私はがっついた。
 本当にめったにお目にかかれないのだ。
 内容は、まぐろ、めかじき? たい? である。
 (私はまぐろ以外あまりお魚の区別がつかない。まぐろも色が白かったらわからないと思う)
 そういえば、以前紫様が幽々子様のために持ってきたびんちょうまぐろのお刺身を思い出す。
 紫様もめったにお刺身は持ってこないので
 (確か、慣れてしまうと贅沢品と感じられなくなってしまいますわ、とか言っていた。
 尤もだと思う)
 食後のお水と共に、がりをがりがりやる。
 だじゃれじゃないです。
 満足した。
 
 お弁当箱を返すとき、Y子さんに大げさにお礼を言って居るところを
 幽々子様に見られ、危うくばれかけたがY子さんの機転により
 ばれることは免れた。
 大人って話がうまいようなあ、と感心してしまった。